子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種についてのお知らせ
2023-4-4
カテゴリー:重要なお知らせ
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平田内科小児科医院より子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種についてのお知らせです。
2023年4月より、これまでの4つのタイプのHPVウイルスに対応していたワクチンに加え、9つのタイプのHPVウイルスに対応したワクチンが新たに加わることになりました。
新しいタイプのHPVワクチンは従来の4つのタイプに加えて、新たに5つの異なるタイプのHPVウイルスに対応したワクチンであり、日本における浸潤性子宮頸がんのHPV型分布に対して、これまでの4つのタイプで65.4%がカバーできていましたが、今回の9つのタイプで88.2%がカバーできることになります。
今回、改めて、子宮頸がんワクチンの定期接種スケジュールについての解説をさせて頂きます。
まず、基本的には子宮頸がんワクチン接種の定期接種(自己負担なし)対象者は小学6年生(12歳)~高校1年生(16歳)の女子となります。
が、子宮頸がんワクチンの定期接種の機会の平等化を図る目的に、基本的な定期接種対象の年齢を超えている平成9年度生まれから平成19年度生まれの女子がキャッチアップ接種(自己負担なし)の対象となります。
キャッチアップ接種が可能な期間は令和4年4月1日から令和6年3月31日となります。
また、今回の新たに認可された9つのタイプのHPVウイルスに対応したワクチンは、従来型のワクチンでの初回接種や2回目の接種が済んでいる対象者であっても、途中から変更することが認められています。
当院では、今後外来で子宮頸がんワクチン接種をする場合には、新たに認可された9つのタイプのHPVウイルスに対応したワクチンの使用を予定しております。
外来で子宮頸がんワクチンの接種をされる際に従来型の子宮頸がんワクチンの接種を希望される場合は接種予約の際にお知らせください。
※今回解説させて頂いたのは定期接種(自己負担なし)についての説明です。定期接種やキャッチアップ接種の対象外の方でも任意接種(有料)は可能です。
更に詳しい子宮頸がんワクチンの情報を知りたい方は厚生労働省ホームページをご参照ください。
新しい子宮頸がんワクチンについて詳しく知りたい方は厚生労働省ホームページをご参照ください。
今後ともよろしくお願い致します。
平田内科小児科医院