かかりつけ医登録について
2023-6-5
カテゴリー:重要なお知らせ
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いつも平田内科小児科医院をご利用頂き誠にありがとうございます。
平田内科小児科医院から、65歳以上の患者様を対象にかかりつけ医登録を開始致します。
近年、かかりつけ医の制度化などが話題になっております。
平田内科小児科医院では、今後、かかりつけ医が法的に制度化する、制度化しないに関わらず、かかりつけ医登録をしていただくことで患者様により良い医療を提供できるよう努力していく所存です。
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そもそもの日本でのかかりつけ医の概念は、専門性が高く、緊急性の高い疾患をみる機能病院が機能不全に陥ることを防ぐために、患者様の日頃の健康管理を行うのは、町のお医者さん。
なにか町のお医者さんだけでは解決できないことが起きれば機能病院に紹介しましょう。といった地域の医療の分業化を図るためのものでした。
時代が進むにつれて、かかりつけ医に求められることも次第に多岐にわたるようになりました。その中に、新たに現在、アドバンスケアプランニングを行うことがかかりつけ医の重要な役割と重要視されています。
アドバンスケアプランニング?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リビングウィルに近いものです。
リビングウィル?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、以下、説明をさせて頂きます。
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リビングウィルは患者さんの状態が急変することが予想される場合に、急変した際に延命処置まで希望するか、どこまでの治療を望むかを患者さん個人が医師やご家族に明らかにしておくというものです。
急変した際に、望んでいない治療を受け、望まない状態になることを防ぐことができます。
アドバンスケアプランニングはそこから更に発展した考え方です。
アドバンスケアプランニングは医療者と患者さん、ご家族でなにかあったときのことを前もって考え話し合うことを指します。話し合うケースは急変時に限りません。
例えば、認知症になった際に自分がものごとを決めきれなくなった場合のことや、癌が見つかった場合など。リビングウィルで話あう内容よりも更に深い内容も含まれます。
患者さんや患者さんのご家族にとっても、また医療者にとっても、お互いにとって今後を決める際に大切な要素となることを事前に話し合います。
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例えば、適切なアドバンスケアプランニングが行えていれば、同じ疾患でかかりつけ医にかかっていても、上記のように対応に違いが生じることもあります。
もちろん、アドバンスケアプラニングの時に希望した内容と、実際にそういう状況になった時とで希望内容が変わる場合もあり得ます。アドバンスケアプランニングはその都度、登録内容の更新が可能です。
当院ではかかりつけ医登録に際して気になることの相談や、アドバンスケアプランニングを行っていくため、予約制でかかりつけ相談室を設けて対応しております。
詳細を知りたい方は受付にてご相談ください。
よろしくお願い致します。
平田内科小児科医院