平田内科小児科医院

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令和8年度から公費接種の肺炎球菌ワクチンが変更となります

2026-1-27

カテゴリー:お知らせ

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平田内科小児科医院から、令和8年度(2026年4月~)より65歳の方が対象の公費接種で使用される肺炎球菌ワクチンが変更されることについてのお知らせです。

 

現在、肺炎は日本人の死因第5位となっており、肺炎でお亡くなりになる方の9割以上が65歳以上の方です。
その中で「肺炎球菌」による肺炎は、成人の肺炎の25%~40%を占め、特に高齢者や慢性疾患をお持ちの方は重篤化するおそれがあります。
重篤化した肺炎球菌感染症は「侵襲性肺炎球菌感染症」と呼ばれ、その死亡率は約20%にも上ります。こうした理由から、65歳以上の方における肺炎球菌感染症の重症化予防は非常に重要視されており、65歳時に肺炎球菌ワクチンの接種を済ませておくことを推奨しております。

 

当院では、以前より肺炎球菌ワクチンとして「ニューモバックス®」を使用し、65歳時の公費補助接種を行ってまいりました。このワクチンは、原則として5年に1度の追加接種が必要となるワクチンです。
65歳の公費接種対象時には市からお知らせが届くため、比較的多くの方が接種されておりましたが、残念ながら5年後の70歳以降の追加接種は滞ってしまうことが多いのが現状でした。

 

この度、令和8年度(2026年4月~)より、65歳の方への公費接種の肺炎球菌ワクチンが「ニューモバックス®」から「プレベナー20®」に変更されることとなりました。

これまでのワクチンと異なり、新しいワクチンは5年に1度の追加接種が必要ないとされております。

また、2025年10月から国内で承認・販売が開始となりました「キャップバックス®」も当院では採用しております。こちらも5年に一度の追加接種が必要ないワクチンとなります。

「プレベナー20®」と「キャップバックス®」の違いはワクチンに含まれる肺炎球菌血清型の種類が違っております。

 

公費接種対象の65歳の方は、自己負担額などを考慮しつつ以下の図を参考にワクチンを選んで頂き、公費接種対象ではない65歳以上の方も以下の図を参考にワクチンを選んでいただければ幸いです。

65歳時に市から公費接種券が郵送されてきた際にも自費での任意接種にはなりますが「キャップバックス®」の選択も可能です。

当院では「キャップバックス®」の任意ワクチン接種(自費)については13500円(税込)で接種可能です。

また公費接種対象外の方でも「プレベナー20®」の任意ワクチン接種(自費)を希望の方は11100円(税込)で接種可能です。

 

 

 

以下の図は「ニューモバックス®」、「プレベナー20®」、「キャップバックス®」がカバーしている肺炎球菌血清型の一覧と、現在の侵襲性肺炎球菌感染症の原因型の発生割合を示した図となります。

こちらの図を見る時の注意点としては、あくまで現在の血清毎の高齢者IPD割合であり、今後のワクチン接種の状況により集団免疫が形成され変化していくという点です。現在は8%程度まで低下している黄色の血清型グループも元々2007年-2010年の時点での高齢者IPD割合の76.4%でした。その後「プレベナー7®」が小児に対して公費接種開始となり集団免疫が形成され、2011年以降には高齢者IPD割合はすぐに44.4%まで低下し、2022年の時点では高齢者IPD割合の約8%まで低下しています。

 

 

また、この度の新規肺炎球菌ワクチンの国内承認にあわせて、肺炎球菌ワクチン接種に関する今後の見解(日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会 合同委員会)も示されております。(太文字をクリックでリンクページ閲覧できます。)

内容としてはこの度、公費接種が開始となる「プレベナー20®」、新しく国内販売が開始された「キャップバックス®」ともに今後65歳以上の方には積極的に接種を推奨するといった内容となります。

今後のワクチン接種をご検討される際の参考にしていただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

自分はどのワクチンを接種したらいいのかよくわからない方は外来を受診して頂いた際にご相談ください。

接種は予約制となっております。ご希望の方はお電話(0829-39-1155)または医院窓口にてお申し込みください。

患者様の不利益にならないよう医院受診時にも情報提供に取り組んでいく所存です。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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