新規肺炎球菌ワクチン(キャップバックス®)導入のお知らせ
2025-10-22
カテゴリー:重要なお知らせ
タグ:
平田内科小児科医院から、2025年10月末より当院で採用いたします新規肺炎球菌ワクチン(キャップバックス®)についてお知らせです。
現在、肺炎は日本人の死因第5位となっており、肺炎でお亡くなりになる方の9割以上が65歳以上の方です。
その中で「肺炎球菌」による肺炎は、成人の肺炎の25%~40%を占め、特に高齢者や慢性疾患をお持ちの方は重篤化するおそれがあります。
重篤化した肺炎球菌感染症は「侵襲性肺炎球菌感染症」と呼ばれ、その死亡率は約20%にも上ります。こうした理由から、65歳以上の方における肺炎球菌感染症の重症化予防は非常に重要視されています。
当院では、以前より肺炎球菌ワクチンとして「ニューモバックス®」を使用し、65歳時の公費補助接種を行ってまいりました。このワクチンは、原則として5年に1度の追加接種が必要となります。
65歳の公費接種対象時には市からお知らせが届くため、比較的多くの方が接種されます。しかし、残念ながら5年後の70歳以降の追加接種は滞ってしまうことが多いのが現状です。
この度、国内で承認・販売となりました「キャップバックス®」は、一度接種すると基本的には追加接種が不要なワクチンです。5年に1度の追加接種が必要ないため、以下の図に示すように、接種費用についてもニューモバックス®を接種し続ける場合と比較して、総額でのご負担は大きくならないと考えられます。
65歳時に市から公費接種券が郵送されてきた際の新たな選択肢として自費での接種にはなりますが「キャップバックス®」の選択も可能です。
当院では「キャップバックス®」のワクチン接種については13500円(税込)で接種可能です。

また、この度の新規肺炎球菌ワクチンの国内承認にあわせて、肺炎球菌ワクチン接種に関する今後の見解(日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会 合同委員会)も示されております。(太文字をクリックでリンクページ閲覧できます。)
今後のワクチン接種をご検討される際の参考にしていただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。
平田内科小児科医院



