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2025年度秋開始予定 新型コロナワクチン公費接種についてのお知らせ
平田内科小児科医院から2025年秋開始予定(2025年10月)の新型コロナウイルスワクチンの公費接種(65歳以上、リスクの高い60~65歳)に向けて当院で採用を予定しているワクチンについてご案内いたします。
☆ワクチン接種の目的と重要性
新型コロナウイルス感染症は、近年、夏と冬に流行の波が見られる傾向があります。そのため、多くの方が対象となる秋の公費接種でワクチンを打つことは、冬の流行、さらには翌年の夏の流行に備える上で非常に重要です。
ワクチンを選ぶ際には、その効果ができるだけ長く持続することが望ましいと考えられます。しかし、新型コロナウイルスの特徴として、流行するウイルスの株が年々変化するため、秋の接種時点で翌年の流行株を正確に予測することが困難な状態です。現状では、その年の流行株に対して有効なワクチンを接種することが、将来の変異株に対しても一定の効果を発揮し、重症化を防ぐ上で最も有効な手段であると考えられています。
当院では、患者様一人ひとりの状況に合わせて最適なワクチンを選択いただけるよう、特徴の異なる3種類のワクチンを採用予定です。
☆当院で接種可能なワクチンの種類と特徴
現在、新型コロナワクチンにはいくつかの種類(タイプ)があります。当院では、それぞれのタイプを代表する以下の3種類のワクチンをご用意する予定です。
1. コミナティ (mRNAワクチン)
* 特徴: 日本で最も多く接種されている、実績のあるmRNAワクチンです。
* メリット: 新たな変異株が出現した際に、迅速にワクチンを開発・供給できるという大きな利点があります。これまでの接種実績が豊富で、有効性や安全性に関するデータが多く蓄積されています。
2. ヌバキソビッド (組換えたんぱくワクチン)
* 特徴: B型肝炎ウイルスワクチンやインフルエンザワクチンの一部など、従来からあるワクチンで長年用いられてきた「組換えたんぱく」という技術で作られています。
* メリット: 「アジュバント」という免疫を強める成分が含まれており、ワクチンの効果を長く持続させることが期待されています。新型コロナウイルスワクチン接種後に高熱を繰り返してしまうといった副反応やアレルギーなどの理由でmRNAワクチンを接種できない方にとって、大切な選択肢となります。
3. コスタイベ (レプリコンワクチン)
* 特徴: 国内企業によって開発された、新しいタイプのmRNAワクチンです。「レプリコン(自己増殖型)」と呼ばれ、接種後にワクチンの設計図(mRNA)が体内で一時的に増える仕組みを持っています。
* メリット: 従来のmRNAワクチンよりも少ない接種量で、より強く、そして長く免疫効果が続くことが期待されています。新たな変異株にも迅速に対応できる利便性も兼ね備えています。臨床試験では、副反応は従来のmRNAワクチンと同程度と報告されています。
☆当院の考えと皆様へのお願い
当初は限られた選択肢しかなかった新型コロナワクチンですが、現在では国内でも複数の選択肢から選べるようになりました。どのワクチンが最適かは、患者様個々の健康状態や過去の接種歴、そしてご自身の考え方によって異なります。そのため、当院として特定のワクチンを強く推奨するということはございません。
しかし、どのワクチンであっても、重症化予防や新型コロナウイルス罹患後の後遺症予防という大きな目的を果たす上で非常に有効です。
定期接種の対象となる方には、ご自身の健康を守るために、ぜひ期間内にワクチンを接種していただくことを強く推奨いたします。
どのワクチンを接種すべきかお悩みの際は、どうぞご遠慮なく当院の医師やスタッフにご相談ください。丁寧にご説明し、皆様が安心して接種を受けられるようサポートさせていただきます。
更に詳しい公費接種の際の患者様の負担費用などがわかれば、改めて情報提供させて頂き、患者様に不利益にならないように心がけてまいります。
【ご参考】新型コロナワクチンに関する公的な情報
より詳しい情報や最新の動向については、以下の公式サイトもご参照ください。
* 新型コロナワクチンについて(厚生労働省)
* https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
* 新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
* https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
* 新型コロナウイルス感染症の発生動向等について(国立感染症研究所)
* https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
* 医薬品医療機器情報提供ホームページ(医薬品医療機器総合機構 PMDA)
* 各ワクチンの添付文書(説明書)などを確認できます。
* https://www.pmda.go.jp/
平田内科小児科医院
9月の開院日のお知らせ(更新)
平田内科小児科医院から9月の開院日のお知らせです。
9月の当院休診日は9月15日(祝・月)、9月23日(祝・火)です。
その他は普段のスケジュール通りの開院予定です。
9月7日(日)、9月14日(日)、9月21日(日)、9月28日(日)、は普段の日曜日と同様の事前予約受診での対応となります。
受診希望の場合は当日朝9時までに電話(0829-39-1155)で確認・予約をし、当日10時30分までに来院をお願いします。
(※電話での確認・予約は当日早朝に留守電から通常の電話受付に変更後から可能になります。必ず、電話で確認・予約を済ましてから来院してください。)
8月に入り発熱外来では新型コロナ感染症が流行期に入り、1日当たり30人以上の陽性患者さんが出ている状況となっております。
また、農作業や草刈りなどをされる際にマダニによるマダニ感染症も増えております。屋外での作業の際には薄手でも良いので長袖の着用をお願いします。
加えて小児ではリンゴ病(伝染性紅斑)が流行の兆しがあります。小児の病気という認識がありますが、成人で感染発症すると重症化することがあります。
周囲、特にお子様、お孫さんに伝染性紅斑罹患の疑いがあり、接触後にリンパ節腫脹、関節炎などの症状が出現した場合に疑います。
今年は季節外れのインフルエンザも時折みられて、春先に猛威を振るったマイコプラズマ感染症も依然として陽性となるケースが続いております。
発熱外来患者様の数も増えている中、様々な感染症を現在認めており、適切な治療選択のために外来では各種抗原検査を行う必要がある状態です。
当院では、感染症蔓延対策のため、心苦しいところではありますが、発熱外来受診の際に屋外待機となるケースがあります。
受診の際は、感染対策としてマスクの着用を推奨しております。
長時間待機することになった場合に備えて可能な限り自家用車での来院を奨めております。
よろしくお願い致します。
平田内科小児科医院
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